相馬が好機を演出し、先発起用に応えた。2列目の左に入り、得意のドリブルで中央に切れ込み、ゴールに迫る。前半は得点につながらなかったものの、日本のサイド攻撃を引っ張った。「わくわくしている」と心待ちにしていたW杯デビュー戦で躍動した。 メンバー選考終盤の猛アピールが実り、26人の枠に滑り込んだ。初戦のドイツ戦は歴史的な金星をベンチから見届け、「どんな立場になってもチームのために動こうと決めていた」。出番がなかった鬱憤(うっぷん)を晴らすかのように、気合が入っていた。 (アルラヤン時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕前半、競り合う相馬(左)=27日、アルラヤン