大関かど番の正代は2連敗で負け越しとなり、来場所の関脇転落が決まった。玉鷲の突き押しを受けて後退。土俵際でいなしたものの、そのまま土俵を割り、意地を見せられなかった。 初優勝を果たした2020年秋場所後に大関に昇進。看板力士としての安定感を欠き、5度目のかど番で踏みとどまることができなかった。来場所で10勝すれば返り咲けるが、八角理事長(元横綱北勝海)は「時間はかかるだろう。すぐという感じではない」と厳しかった。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕正代(左)は玉鷲に押し出しで敗れる=25日、福岡国際センター