36歳の長友が日本選手で初めて4度目のW杯出場を果たした。左サイドバックに入り、ニャブリやミュラーが立ち位置を変えてくるドイツの攻撃に粘り強く対応した。 ミーティングやキックオフ前の円陣では、イタリア語で勇気を意味する「コラッジョ」と繰り返し、チームを一つにした。髪を真っ赤に染めて試合に臨み「みんなの情熱がこの色に表れていると思う」。交代した後も仲間を鼓舞し、同点ゴールの堂安が入る際は「絶対ヒーローになれ」と送り出した。 W杯12試合目の出場で、日本選手歴代単独最多になった。「自分の記録なんか見ていない。勝利が全て」。試合後の取材対応でも、熱があふれていた。(ドーハ時事)。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕ドイツに勝利し、喜びを爆発させる長友=23日、ドーハ