男子テニスで来季のツアー復帰を目指す錦織圭(32)が19日、東京・有明コロシアムで所属先のユニクロが主催するイベントに参加した後、取材に応じ「危ない時もあった。やめる、もちらついた」と一時は引退を考えたことを明らかにした。今は翻意し、「30代後半まで最終的にはできるかなと思えた」と語った。 元世界ランキング4位の錦織は1月に股関節の手術を受け、リハビリ中の夏場に右足首を捻挫した。ここ1カ月ほどは練習できず、復帰のめどについては「理想は(来年1月の)全豪オープンだけど、フィフティーフィフティー(半々)」と述べた。 イベントには今年現役を引退したロジャー・フェデラーさんが参加。錦織はシングルスの相手として「対戦」予定だったが、大事を取って中止した。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕フェデラーさん(右)とのトークショーで笑顔を見せる錦織圭=19日、東京・有明コロシアム