日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長は18日、東京都内で定例記者会見を開き、東京五輪・パラリンピックのスポンサー契約を巡る汚職事件で大会組織委員会元理事の高橋治之容疑者が起訴された件について、「非常に申し訳なく思う」と謝罪を繰り返した。組織委で副会長を務めた山下会長は「理事会においてチェック機能が働かなかったことは大いなる反省点」と述べた。  汚職事件を受けて、大規模スポーツ大会の組織運営の在り方を検討するためのプロジェクトチームが発足し、18日に都内で初会合が開かれた。会合に出席した山下会長は「再発防止に向けた枠組みをつくることが私の責任の取り方」と語った。  札幌市が目指す2030年冬季五輪・パラリンピック招致への影響も懸念される。国民の不信感を解消する方法として、山下会長は「何のために札幌大会を開催するのか。それを粘り強く丁寧に説明していく以外にないと思う」と語った。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 山下JOC会長が謝罪=「再発防止へ枠組みを」―東京五輪汚職