【ドーハ時事】中東で初開催となるサッカーの第22回ワールドカップ(W杯)カタール大会は20日(日本時間21日未明)に開幕する。開催国カタールと各大陸予選を勝ち抜いた計32チームが参加。開幕まで残り2日となった18日、ユニホーム姿や国旗を手にしたファンが続々とドーハに到着し、祭典の熱気は高まっている。 酷暑を避けるため、異例の11~12月に開催。開幕は約100日前になって当初の予定より1日前倒しされ、20日は開会式とカタール―エクアドルの開幕戦が行われる。12月18日までの期間中、120万人以上の来訪者が見込まれる。 日本は17日にドバイでW杯前最後の強化試合に臨み、カナダに1―2で敗戦。試合後にドーハへ戻った。三笘薫(ブライトン)も合流し、メンバー26人がそろった。18日は全体練習がなく、宿舎などで調整。1次リーグE組で23日にドイツとの初戦に臨み、コスタリカ、スペインの順で対戦する。 カタールでは移民労働者の人権侵害や性的少数者(LGBTQ)への対応が問題視され、開幕を目前にして批判の声が渦巻いている。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕開幕を控えたドーハ中心部。ビルの壁面に出場チームの選手の姿があしらわれ、祝祭ムードを演出している=18日、ドーハ 〔写真説明〕開幕を控えたドーハ中心部。ビルの壁面に出場チームの選手の姿があしらわれ、祝祭ムードを演出している=18日、ドーハ 〔写真説明〕出場チームの国旗が掲げられたドーハ中心部のビル=18日、ドーハ