2列目の右で先発した相馬が先制点をもたらした。開始早々に柴崎の浮き球に抜け出し、懸命に右足を伸ばして流し込んだ。「チームの決まり事をやりながら自分の良さを出そうとするタイプ」。背後に抜け出す自身の持ち味で勝負した。 W杯メンバー選出は本人も「五分」と感じていた中、26人に割って入った。サイドアタッカーは海外組がひしめく激戦区。「他の選手に比べると情報は少ないと思う」。総力戦が見込まれる本番。伏兵の力は必要になるはずだ。 (ドバイ時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕カナダ戦の前半、先制ゴールを決め、喜ぶ相馬(右端)=17日、ドバイ