17日に始まる米女子ゴルフの今季最終戦、CMEツアー選手権を前に、今年から米ツアーに本格参戦している古江彩佳(22)が時事通信のインタビューに応じ、ここまでのシーズンを振り返った。 自己採点は「70点とか80点くらい。合格点に近い」という。最もうれしかったのは7月のスコットランド・オープンでの優勝。「ルーキーで優勝できるとは思わなかった。うれしかったし、早いなと思った」。持ち味とする小技は米ツアーでも通用。「グリーン周りでは日本でやっていたことが生きている」と話す。 ただ、日本と違う芝やグリーンの形状に対応するのは簡単ではない。今季の予選落ちは3度あるが、いずれもメジャー大会。「今の技術ではまだまだ。全体的に精度を上げていきたい。(メジャーでも)普通の大会と変わらず自分のゴルフができるようにしたい」と課題を口にした。 プレー中の笑顔が印象的だ。それは米国でも変わらない。「平常心が大事だと思っている。それを意識すると笑顔が自然に出るのかな」と笑ってみせた。 体調を整えることも重要だ。睡眠時間を確保して疲労を残さないようにした。食事は母ひとみさんが同行し、手料理でサポート。ストレスを感じることなく過ごすことができた。 今秋は日本で、日米両ツアー共催のTOTOジャパン・クラシックを含む3試合に出場し、富士通レディースで2連覇を果たした。来週は宮崎市で行われる日本ツアーの最終戦、JLPGAツアー選手権リコー杯に出場する。日米を行き来する過酷な日程だが、「若いうちはゴルフ漬けで頑張ります」。充実した表情で言い切った。 (ネープルズ=米フロリダ州=時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕インタビューに応じた女子ゴルフの古江彩佳=14日、米フロリダ州ネープルズ 〔写真説明〕インタビューに応じた女子ゴルフの古江彩佳=14日、米フロリダ州ネープルズ