フェンシングのワールドカップ(W杯)は12日、ドイツのボンで男子フルーレ個人が行われ、東京五輪代表の松山恭助(JTB)が初優勝を遂げた。日本協会によると、日本勢の同種目優勝は太田雄貴、福田佑輔に続き史上3人目で、松山はW杯表彰台も初めて。 松山は準決勝でエンゾ・ルフォール(フランス)に15―12、決勝もアレシオ・フォコーニ(イタリア)に15―11と世界選手権優勝経験のある強豪を連破した。 25歳で東京都出身の松山は全日本選手権を2度制覇。東京五輪は個人で3回戦敗退、団体4位。 スイスのベルンで行われた男子エペ個人のW杯では、東京五輪団体金メダルの加納虹輝(JAL)が3位に入った。 (時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕フェンシングのワールドカップで優勝し、笑顔を見せる松山恭助=12日、ドイツ・ボン(日本フェンシング協会提供)