スタメンマスクを任された森が、持ち味の長打力を発揮した。四回1死一塁で、甘く入った初球をたたき右越えに逆転2ラン。「失投だったので、一発で仕留められたのは自信になった」と満足そうに振り返った。 東京五輪ではソフトバンクの甲斐が正捕手だったが、打撃には課題があり、今季の打率は2割に満たない。2018年以来となる久々の日本代表入りを果たした森は「打てる捕手」をアピールした格好だ。お立ち台で「試合に勝てたし、個人としてもしっかり打てたのでよかった」と一息ついた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕日本ハム戦の4回、逆転2ランを放つ日本代表の森=5日、東京ドーム