日本ハムの杉谷拳士内野手(31)が28日、今季限りでの引退を表明した。札幌市内の球団事務所で記者会見し、「引退会見という言葉は使いたくない。前進会見ということで、これからの人生で前進する」と語った。 東京・帝京高から2009年にドラフト6位で入団。内外野を守れる両打ち選手として通算777試合に出場した。明るいキャラクターで親しまれ、テレビ出演などで人気を集めた。 会見終了後、昨季まで日本ハムを率いた野球日本代表の栗山英樹監督から花束を受け取った。今後については会社経営などにも興味を示し、「視野を広げてスポーツ界に恩返ししたい」と話した。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕今季限りでの引退を表明した日本ハムの杉谷拳士内野手(右)と花束を贈呈した野球日本代表の栗山英樹監督=28日、札幌市