ウクライナのオノプリエンコは個人総合、クラブ対抗とも2位に入り、「調子を整えられた」と笑顔を見せた。今月は群馬県高崎市の支援を受けて高崎アリーナで調整。「爆弾も飛んでこないし、安心して眠れた」と感謝した。 ロシアによる攻撃が続くウクライナに戻ることを話した時は涙があふれ、「とても怖いけど帰る。私たちは誰も死なない。生き残れると信じている」。18日に19歳の誕生日を迎え、プレゼントに「平和が欲しい」と願った。施設崩壊などで練習できない子どもたちを励ます思いも胸に舞い、「ウクライナの自由のために戦った」と誇った。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕決勝でクラブの演技をするウクライナのオノプリエンコ=23日、東京体育館