陸上の全日本35キロ競歩高畠大会は23日、来年の世界選手権(ブダペスト)代表選考会を兼ねて山形県高畠町で行われ、男子は世界選手権20キロ連覇の山西利和(愛知製鋼)が2時間26分18秒で優勝した。20キロで来年の世界選手権の出場権を得ている山西は、35キロでも派遣設定記録(2時間27分30秒)を突破した。東京五輪50キロ代表の丸尾知司(愛知製鋼)が2時間27分33秒で2位。 女子は今年7月の世界選手権代表の園田世玲奈(NTN)が2時間49分9秒で制した。 20キロの男子は古賀友太(大塚製薬)、女子は内藤未唯(神奈川大)が勝った。 大会は従来50キロで行われ、今回から35キロに短縮。2020、21年は新型コロナウイルスの影響で中止され、3年ぶりの開催となった。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕男子35キロでゴールする山西利和=23日、山形県高畠町 〔写真説明〕女子35キロでゴールする園田世玲奈=23日、山形県高畠町