ヤクルトの塩見が、リードオフマンの働きを見せた。一回先頭で甘く入った初球の直球を左前へ。二盗も決め、その後の2死一、二塁からオスナの二塁打で生還した。同点の三回には左中間への勝ち越しソロでパンチ力も発揮。「力負けしないよう、強いスイングを心掛けた」と喜んだ。 昨年のポストシーズンはCSで活躍し、日本シリーズ第6戦では、延長十二回に日本一を決める決勝のホームを踏んだ。「役割を全うし、出塁を意識する。短期決戦は走力が有効だから、どんどん仕掛けたい」。そう意気込んでいた通り、山本を揺さぶった。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕3回、勝ち越しのソロ本塁打を放つヤクルトの塩見=22日、神宮