【ロンドン時事】ロシア反ドーピング機関(RUSADA)は21日、今年2月の北京五輪にロシア・オリンピック委員会(ROC)の一員として出場し、大会中にドーピング問題が発覚したフィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ(16)について、調査結果など詳細を公表しないことを明らかにした。  RUSADAはワリエワの個人名は出さず、保護対象者であるROCのフィギュアスケート選手の利益を守るため、「結果に関する全ての過程、手続きは機密とする。聴聞会の日程、決定、その他の詳細を発表する意向はない」とした。  北京五輪で当時15歳だったワリエワは団体でROCの1位に貢献した後、昨年12月に採取された検体から禁止薬物が検出されたことが発覚。出場が認められた個人は4位だった。成績は暫定的な扱いとなっている。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 ワリエワの調査結果、公表せず=ロシア反ドーピング機関―フィギュア