「社会人ナンバーワン投手」の呼び声が高い東芝の吉村は、ヤクルトが1位指名。最速153キロの速球とフォークが持ち味の右腕は、「大変うれしい気持ちだし、ほっとした」と緊張した面持ちで語った。 国学院大4年だった2019年、東芝加入後の21年と指名漏れの憂き目に遭った。「調子の波があったけど、今年は落ち着いた投球ができた。自信を持って待てた」。社会人3年目で、三度目の正直となった。 即戦力として開幕ローテーション入りを目指す。奪三振率へのこだわりを口にし、「大事な試合を誰に任せるか、となった時に、みんなから吉村という言葉が出るような選手になれたら」と誓った。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕ヤクルトに1位指名され、笑顔で記者会見する東芝の吉村貢司郎投手=20日、東京都港区 〔写真説明〕ヤクルトに1位指名され、笑顔でポーズを取る東芝の吉村貢司郎投手=20日、東京都港区