専大の菊地が、荘司(立大)を外したロッテから1位指名された。「予想外。目から汗が出た」。緊張の面持ちから一転、うれし泣きで目頭を押さえた。 道産子で、最速152キロの右腕。東都大学リーグ2部での通算防御率は1点台を下回り、抜群の安定感を誇る。甲子園出場はないが、大学日本代表として実績を重ねた。 投手を目指したきっかけは大リーガー、ダルビッシュ(パドレス)の存在。「圧倒的な実力で相手を制圧する姿は、これぞエース」と目を輝かせる。報道陣の求めに応じて球団グッズを掲げ、「やったぞ!」。力強く雄たけびを上げた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕1位指名を受けたロッテのタオルを満面の笑みで掲げる専大の菊地吏玖投手=20日午後、川崎市 〔写真説明〕ロッテの1位指名を受け、チームメートに胴上げされる専大の菊地吏玖投手=20日、川崎市