昨年7月の大相撲名古屋場所後に73人目の横綱となった照ノ富士(30)=本名杉野森正山、モンゴル出身、伊勢ケ浜部屋=の昇進披露宴が16日、東京都内で行われ、日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)、昨年の東京五輪柔道男子で連覇を遂げた大野将平(旭化成)ら、約1100人が祝福した。 新型コロナウイルスの影響により、昇進から1年以上たっての開催。「もっと高みを目指し、横綱としてどう生きていくかということを、これからも勉強して頑張っていきたい」とあいさつした。 昇進後は3度の優勝を経験。一人横綱として重責を担う立場は今後も変わらない。「大関とは全てが違う。大変だという思いはないが、学ぶことが多い」と述べた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕横綱照ノ富士の昇進披露宴で鏡開きに臨む(左から)貴景勝、正代、師匠の伊勢ケ浜親方、照ノ富士、御嶽海=16日、東京都千代田区(代表撮影)