大相撲の秋巡業は15日、埼玉県久喜市で行われ、御嶽海は稽古で大関貴景勝、高安らと手合わせした。馬力のある相手との申し合いで立ち合いの確認に努め、「しっかり踏み込めているんじゃないかと思う」と振り返った。 大関かど番で迎えた9月の秋場所は4勝11敗。在位4場所で関脇に転落することになったが、「うじうじしていられない。しっかり受け止めて準備をしたい」と前向きに言った。 九州場所(11月13日初日)で10勝すれば、大関に復帰できる。今後は春日野部屋への出稽古も予定しており、「いろんな関取衆と相撲を取って感覚を戻し、誰よりも強い気持ちで一日一勝を目指したい」と意気込んだ。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕秋巡業で稽古をする御嶽海(手前右)=15日、埼玉県久喜市