世界ボクシング協会(WBA)、世界ボクシング評議会(WBC)、国際ボクシング連盟(IBF)バンタム級統一王者の井上尚弥(大橋)が、世界主要4団体王座の統一を懸け、世界ボクシング機構(WBO)王者のポール・バトラー(英国)と対戦することが決まり、13日に主催者が発表した。試合は12月13日、東京・有明アリーナで行われる。 米専門誌リングなどによると4団体統一王者は過去に8人いるが、日本選手で達成者はいない。井上尚は横浜市内のホテルで記者会見に臨み、「世界のボクシングの歴史に名を刻み、日本ボクシング界の歴史を塗り替えていきたい」と意気込みを語った。 井上尚は2018年からバンタム級で戦い、今年6月7日にWBC王者だったノニト・ドネア(フィリピン)を2回TKOで下し、3団体統一に成功した。 戦績は井上尚が23戦全勝(20KO)、バトラーは34勝(15KO)2敗。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕ボクシングの世界バンタム級主要4団体王座統一戦で対戦するWBO王者のポール・バトラーの写真の前で写真撮影に応じる3団体統一王者の井上尚弥=13日午後、横浜市