カズ、11年ぶりの「聖地」―。サッカー日本フットボールリーグ(JFL)、鈴鹿ポイントゲッターズに所属する元日本代表FW三浦知良(55)は9日、東京・国立競技場で行われたクリアソン新宿戦で途中出場した。国立でプレーするのは、J2横浜C時代の2011年10月以来で、新しくなってからは初めて。チームは1―0で勝利した。 カズにとって、国立は「特別な所」。1993年5月15日の華々しいJリーグ開幕戦をV川崎(現東京V)のエースとして戦い、日本代表でもゴールを重ねた。クリアソン新宿戦は1点リードの後半31分から登場。守備に貢献しながら、試合終了間際には速攻の起点となり「理想的なカウンターだった」と振り返った。 観客動員はJFL史上最多となる1万6218人を記録。試合後のヒーローインタビューで「お待たせしました。最高の雰囲気の中で戦えたことを感謝したい」と呼び掛けた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕後半、プレーする鈴鹿ポイントゲッターズの三浦(手前右)=9日、国立競技場 〔写真説明〕試合終了後、観客に手を振る鈴鹿ポイントゲッターズの三浦(手前左から2人目)=9日、国立競技場