フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズに出場する日本の有力選手が9日、東京都内で記者会見し、男子で北京五輪銅メダル、世界選手権優勝の宇野昌磨(トヨタ自動車)は「昨季は満足できるシーズンになったと思うが、もう一度、シニアに上がったときのような気持ちで成長にフォーカスしながらスタートしたい」と意気込みを語った。 女子の坂本花織(シスメックス)も昨季は北京五輪で銅を獲得し、世界選手権で頂点に立った。「まだまだやりたいこともたくさんある。チャレンジ精神旺盛のまま、頑張っていきたい」と意欲的。右足首のけがから復帰した紀平梨花(トヨタ自動車)は「健康の大事さは忘れず、復活を目指して期待に応えられるように頑張りたい」と抱負を述べた。 GPシリーズは全6戦で、21日に第1戦スケートアメリカが開幕する。シリーズ成績上位6人(組)で争うファイナルは、12月にイタリアのトリノで開催される。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕フィギュアスケートGPシリーズに向けた記者会見でポーズを取る(前列左から)宇野昌磨、坂本花織、紀平梨花ら=9日、東京都港区