【タシケント時事】柔道の世界選手権は6日、タシケントで開幕して男女各1階級が行われ、女子48キロ級で角田夏実(了徳寺大職)が2大会連続2度目の優勝を果たした。決勝でカタリナ・メンツ(ドイツ)に合わせ技で一本勝ちした。全5試合で一本を奪った。 男子60キロ級で東京五輪金メダルの高藤直寿(パーク24)は、準決勝で同五輪銀の楊勇緯(台湾)に優勢勝ちして決勝に進んだ。女子48キロ級で東京五輪銀の渡名喜風南(パーク24)は準々決勝で反則負け。 大会は82カ国・地域から571選手がエントリー。個人戦の男女各7階級と混合団体が行われる。 ◇高藤直寿の略歴 高藤 直寿(たかとう・なおひさ)男子60キロ級。パーク24。東海大出。11年世界ジュニア選手権を制し、世界選手権は13、17、18年に優勝。16年リオデジャネイロ五輪銅メダル、21年東京五輪は金。小内刈りや肩車など多彩な技を持つ。160センチ。29歳。栃木県出身。 ◇角田夏実の略歴 角田 夏実(つのだ・なつみ)女子48キロ級。了徳寺大職。東学大出。世界選手権は52キロ級で出場した17年に2位、21年は48キロ級で優勝。22年全日本選抜体重別は48キロ級2位。得意技はともえ投げ。161センチ。30歳。千葉県出身。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕男子60キロ級準決勝で台湾の楊勇緯(右)を攻める高藤直寿=6日、タシケント 〔写真説明〕女子48キロ級準決勝でカザフスタン選手(上)を攻める角田夏実=6日、タシケント