昨年11月の大相撲九州場所中に引退し、年寄「佐ノ山」を襲名した元小結千代鳳(29)=本名木下祐樹、鹿児島県出身、九重部屋=の断髪式が5日、東京・両国国技館で行われ、約300人が参加した。 招待客だけでなく、一般のファンにもはさみを入れてもらって進行。笑顔を続けていたが、師匠の九重親方(元大関千代大海)に大いちょうを切り落とされると胸が熱くなり、「ジーンときた」。兄の千代丸もトークなどで盛り上げた。 部屋付き親方として後進を指導しており、「力士を強くして関取を増やす」と誓った。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕断髪式で師匠の九重親方(右)に大いちょうを切り落とされる元小結千代鳳の佐ノ山親方=5日、東京・両国国技館