予選を勝ち上がり初のツアー本戦に進んだ野口が、記念の勝利を得た。相手は自身と同じ世界ランキング290位台のインド選手。ラリーの精度でわずかに上回りフルセットの接戦を物にし、「向かっていく気持ちがあったからこその勝利」と喜んだ。 普段は下部ツアーが主戦場。トップレベルの大会は待遇が良く、「(自分で)お金を出す場面がない。レストランの食事もおいしいし、毎回ニューボールがもらえる。すごい」と感激していた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕シングルス1回戦、野口莉央のバックハンド=4日、東京・有明テニスの森公園