GMOインターネットグループは4日、男子マラソン前日本記録保持者の大迫傑(31)とパートナーシップ契約を結んだと発表した。実業団登録をして来年元日の全日本実業団対抗駅伝競走(ニューイヤー駅伝)などに出場予定。チームの指導にも携わる。所属先は従来通り「ナイキ」となる。 大迫は東京都内で開かれた記者会見に米国からオンラインで参加。「プロアスリートでありながら、駅伝を走ることにチャレンジしたい」と述べ、新たな選手活動の在り方を提示したいとの考えを披露した。 マラソンで6位に入賞した昨夏の東京五輪を区切りに引退したが、今年2月に競技復帰を表明。6月にトラックで復帰後の初レースに出場した。11月6日のニューヨークシティー・マラソンに出る予定。 GMOインターネットグループでは、駅伝強化に特化した役割を担う「EKIDENダイレクター」に、箱根駅伝で青学大を6度の総合優勝に導いた原晋監督が就任している。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕大迫傑選手