ヤクルトの村上宗隆内野手(22)がプロ野球歴代単独2位のシーズン56本塁打を記録したことを受け、60本塁打の最多記録を持つ元同僚のウラディミール・バレンティンさん(38)が3日、インスタグラムで「56hr omedeto(56号おめでとう)」と祝福した。 二人は2019年にヤクルト打線を一緒に引っ張った。今年9月のインタビューでバレンティンさんは、「イチグン(1軍)に上がってきた時のことを覚えている。打ち方、パワー、打席での(ボール球を振らない)規律を見て、すごい選手になると思った。誰かに『彼は僕の記録を破ることができるただ一人の日本選手になる』とも言った」と述懐していた。 村上が55本塁打を打った後に「60本と言わず、60本を超えてほしい。65本とか、もう誰も近づけないような数字を残してほしい」と語っていた。今年、新記録は持ち越しになったが、三冠王の快挙を達成した村上。バレンティンさんの祝福コメントには、来季の60本塁打を期待するような言葉がしっかりと添えられていた。 (時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕ソフトバンク戦の2回、逆転の2点本塁打を放ち、本塁で一塁走者のバレンティン(左)に迎えられるヤクルトの村上=2019年6月20日、神宮