プロ野球のオリックスが2日、混戦のパ・リーグを制した。楽天戦に5―2で勝ち、優勝マジックを「1」としていたソフトバンクがロッテに敗れたため、逆転で2年連続14度目の優勝が決まった。優勝の可能性を残した2チームが、同じ日に最終戦を迎えたのは1994年10月8日の巨人と中日以来。 新型コロナウイルス感染の広がりや主力の不調もあり、5月には首位と最大11.5ゲーム差をつけられたが、投手陣の奮闘などで白星を積み重ね、上位との差を詰めた。9月に優勝マジックがソフトバンクに点灯。オリックスは諦めずに粘り強く戦い、最後に逆転した。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕パ・リーグ優勝が決まり、胴上げされるオリックスの中嶋監督(上)=2日、楽天生命パーク