阪神の藤浪晋太郎投手(28)が、ポスティングシステムを利用して米大リーグに挑戦する希望を抱いていることが28日、関係者への取材で分かった。今季終了後に球団と話し合う予定。阪神は今季限りで矢野燿大監督が退き、元監督の岡田彰布氏が就任する見通しとなっている。 藤浪は大阪桐蔭高のエースとして、2012年に同校を甲子園春夏連覇に導き、ドラフト1位で13年に阪神に入団した。新人から3年連続で2桁勝利をマーク。その後は制球難があって成績を落とし、19年には1試合の登板にとどまったが、今季は復調傾向。潜在能力は高く評価されており、環境を変えて自身の力を試したい思いがあるとみられる。 通算で189試合に登板して57勝54敗、防御率3.41。(成績は27日現在)(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕藤浪晋太郎選手