ヤクルトが、高い得点力を発揮して2年連続9度目の優勝を果たした。優勝マジック「2」で迎えた神宮球場で、2位DeNAに1―0でサヨナラ勝ちし、137試合目で決めた。高津臣吾監督は就任3年目で、球団史上2度目となるリーグ連覇に導いた。 打線は昨季本塁打王の村上がさらなる躍進を遂げ、王貞治(巨人)らに並ぶシーズン55本塁打をマーク。山田や塩見ら長打力のある打者を中心に得点を重ねた。投手陣は奥川が長期離脱したが、高橋が先発陣の一角に成長。清水、木沢、田口ら救援陣や、抑えのマクガフも安定感があった。 交流戦を制し、6月は球団記録に並ぶ月間19勝。7月2日に優勝マジック「53」を点灯させて独走態勢を築いた。その後、主力が新型コロナウイルスに感染した影響で、やや失速したものの最大28あった貯金も生かして逃げ切った。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕DeNAにサヨナラ勝ちし、2年連続9度目の優勝を決め、喜ぶ村上(右端)らヤクルトの選手=25日、神宮