高安が霧馬山を圧倒し、トップとの1差を守った。右でかち上げて大きく後退させると、休まず攻めて突き落とし。「前に出ることだけを考えていた。しっかり当たれた」と自賛した。 優勝争いの佳境でも攻めの姿勢を貫き、八角理事長(元横綱北勝海)は「安全に勝ちたい気持ちもあるだろうが、いざというときにこういう相撲を取ることが大事」と評価。高安は「いい相撲を取って喜んでもらいたい。迷わないで、自分のやるべきことをやる」ときっぱり言った。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕高安(右)は霧馬山を突き落としで破る=23日、東京・両国国技館