オリックスの主砲、吉田正が前日から3打席連続本塁打と、勢いが止まらない。 二回先頭で、初球をすくい上げ、角度のついた打球は真っすぐに右翼席へ。「低めのストレートにしっかりといいスイングができたし、いい角度で打球が上がってくれた」と満足げだった。 続く打席は四回1死一塁。これも初球を振り抜き右翼席へ放り込んだ。相手の失投を見逃さず「しっかりと一球で仕留めることができた」。 前日12日の試合は、九回に特大の本塁打が飛び出している。2ボールからストライクゾーンに来た甘い球を捉えており、まさに「3球」連続のアーチとなった。 優勝を争うソフトバンク、西武と小差で激しい競り合いが続く。「この時期に上位で戦えていることは、自分にとっても大きい。最後まで優勝を目指して、連覇できるように駆け抜けていきたい」。昨季終盤は右手首骨折で離脱し、悔しい思いをしている。今年こそは自らの活躍で、チームを頂点に導くつもりだ。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕4回、前日から3打席連続本塁打となる2ランを放つオリックスの吉田正=13日、楽天生命パーク