柔道の世界選手権(10月6日開幕、タシケント)個人戦に臨む女子日本代表が13日、東京都内で記者会見し、52キロ級で東京五輪金メダルの阿部詩(日体大)は「世界が全力で私を倒しに来ると思う。どんな相手でもかかってこいという気持ちで実力を見せつけたい」と力強く抱負を述べた。 阿部詩は昨秋に手術した両肩の不安もほぼなくなり、稽古が充実。2024年パリ五輪に向けて、「一番重要な大会になる」と気を引き締めた。 48キロ級は東京五輪銀の渡名喜風南(パーク24)と、大会連覇を狙う角田夏実(了徳寺大職)が出場する。渡名喜は「五輪後、初めての世界選手権なのでここがスタート」と泰然。角田は「渡名喜さんと今回はしっかり戦いたい」と話し、4月の全日本選抜体重別選手権決勝で敗れたライバルを意識していた。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕ポーズを取る阿部詩(前列中央)ら柔道世界選手権の女子日本代表=13日午後、東京都北区