阪神の糸井嘉男外野手(41)が今季限りで現役を引退することが12日、分かった。近日中に記者会見する。 京都・宮津高から近大を経て、ドラフト自由枠で投手として2004年に日本ハムに入団。06年に外野手に転向した。13年にトレードでオリックスに移り、16年オフには国内フリーエージェント(FA)権を行使して阪神に移籍した。 高い身体能力を生かし、走攻守で活躍。14年に首位打者、16年は盗塁王に輝き、ゴールデングラブ賞は7度受賞。日本代表として13年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場した。 近年は左足首の手術や右膝痛も影響して出場機会を減らし、19年目の今季は61試合の出場にとどまっていた。通算成績は1726試合で打率2割9分6厘、171本塁打、765打点、300盗塁。(成績は12日現在)。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕糸井嘉男