大相撲秋場所は11日、東京・両国国技館で初日を迎える。7月の名古屋場所は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて休場力士が続出しただけに、日本相撲協会はこれを最小限にとどめたい考えだ。 政府によるコロナ対策の緩和方針に合わせて、感染者が出た部屋の全力士を千秋楽まで休場させる措置などを変更。感染対策を徹底した上で好取組を確保する構えだ。10日は恒例の土俵祭が行われ、審判部の親方衆らが土俵の安全を祈願した。 先場所で初優勝した逸ノ城が小結に復帰。横綱照ノ富士は2場所ぶりの賜杯を狙う。芝田山広報部長(元横綱大乃国)は、「関脇以下の新鋭も大いに奮起してほしい。コロナに負けないという(思いを示す)いい相撲を見せて」と注文した。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕土俵祭で安全を祈願する親方衆ら=10日、東京都墨田区の両国国技館