日本相撲協会は9日、大相撲秋場所(11日初日、東京・両国国技館)から新型コロナウイルス関連の出場条件を緩和し、感染者が出た部屋の全力士を千秋楽まで休場させる措置を取りやめると発表した。政府が陽性者の療養期間を短縮したことなどを考慮した。  コロナ陽性となった場合、7日間の隔離期間を終えれば出場可能。濃厚接触者については、陽性者が出た日の翌日と2日後の検査でともに陰性であれば、出場を認める。   感染者が相次いだ7月の名古屋場所では、休場は全43部屋のうち13部屋に上り、幕内力士は15人が休んで混乱が生じた。芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「先場所のような大量休場を繰り返すのは、足を運んでくれたお客さんに申し訳ない」と述べた。(了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 部屋全力士の休場取りやめ=コロナ関連、出場条件緩和―大相撲秋場所