エンゼルスの大谷が今季最多111球の力投で8回1失点に抑え、勝利を呼び込んだ。160キロ前後の直球に加え、8月から使い始めたツーシームが効果的。試合中、切れの良さをネビン監督代行に自ら伝える場面もあったという。 五回に先制点を許したものの、その後は踏ん張った。1―1の八回2死二塁で3番ブレグマンを迎え、「出し切る気持ちだった」。二飛に打ち取ると、気迫に満ちた表情で雄たけびを上げた。 三回には節目のメジャー通算400奪三振。この日の登板で昨季の投球回を上回る自己最多の136回になり、「安定して、健康で投げられている。最終的にもっと伸びてくれれば」。シーズンの規定投球回(162)到達を視野に入れている。 (アナハイム時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕アストロズ戦に先発し、力投するエンゼルスの大谷=3日、アナハイム