広島の3番秋山が打線を活気づけ、チームの連勝に貢献した。2安打で8月12日以来となる打点もマークし、復調を予感させた。 五回2死二塁で、直球を引っ張って3点目をたたき出すと、七回は低めの球をバットの先で拾って左翼線へ。「食らい付いていった。内容負けはしているが、結果としてはよかった」と納得した。 着実に安打を重ねていたが、8月下旬に発熱で離脱。新型コロナは陰性だったものの、38度台の熱が続いた。すぐには戻れずに「申し訳ない気持ちもあった」。 9月1日のスタメン復帰後、2試合で6打数1安打と振るわなかっただけに、佐々岡監督は「(五回の)一本はすごく大きい。秋山が出ればつながりが出てくる」と実感を込めて話した。 秋山は「(打球が)落ちる場所や状況をつくってもらった運があった」と謙虚に言い、「最後まで勝ちにつながるようなところで仕事ができたら」。Aクラス浮上には秋山の復調が欠かせない。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕5回、適時打を放つ広島の秋山=3日、マツダスタジアム