昨季46本塁打を記録したエンゼルスの大谷が、今季29号決勝2ランを放ち、松井秀喜も達成できなかった日本選手初の2年連続30本塁打へ王手をかけた。 同点の五回2死一塁。1ボール2ストライクと追い込まれてから、外角低めのスプリットを捉えて右中間席へ運んだ。「どちらかというと変化球が多かった。待っていたわけではないが、そこまでたくさん見られていた分、いい反応ができた」とうなずいた。 この日からヤンキース3連戦。同じグラウンドにはア・リーグ最優秀選手(MVP)を争うジャッジがいる。MVP争いについては「1シーズンをプレーしてきたことが形になるのは、選手として大事なこと。まずはこのペースでしっかり出続けることが一番」と静かに闘志を燃やす。 チームの4連勝に貢献する一発を放った後、ライバルは50号をマークした。大きな刺激を受ける中で、30号の大台に乗せたい。 (アナハイム時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕ヤンキース戦の5回、勝ち越し2ランを放ちチームメートに迎えられるエンゼルスの大谷(中央)=29日、アナハイム 〔写真説明〕ヤンキース戦の5回、2ランを放つエンゼルスの大谷=29日、アナハイム