大相撲秋場所の新番付が発表された29日、新入幕を果たした水戸龍が東京都墨田区の錦戸部屋でオンライン会見に臨み、「遅くてすみません」と和やかな表情を浮かべた。 モンゴル出身の水戸龍は照ノ富士、逸ノ城と同じ飛行機に乗って来日し、鳥取城北高に留学。日大を経てプロ入りし、新十両から約4年半かけて幕内にたどり着いた。2人とはまだ番付の差があるが、「自分のペースでやっていくしかない。対戦できる地位に上がれるよう頑張る」と意欲を見せた。 師匠の錦戸親方(元関脇水戸泉)にとって、2002年の部屋創設以来、初めての幕内力士。師匠は「長かったという気持ち」と感慨深そうに語った。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕記者会見で師匠の錦戸親方(右)と番付を掲げる水戸龍(日本相撲協会提供)