広島は何とか踏ん張って、連敗を6で止めた。2点リードを追い付かれて延長戦へ。十回は無死一塁から送りバント失敗の併殺打で流れが悪くなった後、矢野が右前打。ここで代打松山が初球の直球を捉えて左中間へ運び、決勝点を奪った。殊勲のベテランは「カバーしようと思って強い気持ちでいった。どこでもいけるように準備している」と頼もしい。 最後は栗林が満塁のピンチを招きながらも締めた。河田監督代行は「投手も野手も食らい付いてくれた」と言い、首位に競り勝っての白星をたたえた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕延長10回、勝ち越しの適時二塁打を放つ広島の代打・松山=25日、神宮