第104回全国高校野球選手権大会最終日は22日、阪神甲子園球場で決勝が行われ、仙台育英(宮城)が下関国際(山口)に8―1で勝ち、初優勝を遂げた。 東北勢が甲子園大会で頂点に立つのは、春の選抜大会を含めて初。同校は夏3度目の決勝で悲願を成就させ、深紅の大優勝旗を「白河の関」を越えて持ち帰ることになった。 仙台育英は投打で圧倒した。先発の斎藤蓉投手が7回1失点の好投。打線も七回に岩崎生弥選手が満塁アーチを放つなど、13安打の猛攻を見せた。 下関国際はチームとして初、山口県勢としては64年ぶりの大会制覇はならなかった。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕下関国際を下して東北勢初優勝を果たし、喜ぶ仙台育英ナイン=22日、甲子園 〔写真説明〕表彰式で優勝旗を手にする仙台育英の佐藤主将(中央)=22日、甲子園