若手に負けじと、ベテランの中軸が活躍した。巨人は丸と中田の33歳コンビで全3打点。原監督も「3、4番が非常に機能している」と働きをたたえる。  主役は丸だった。同点の八回1死三塁。「後ろにいい打者がたくさんいる。積極的にいこう」との気持ちで打席へ。初球の低めへの直球をたたき、勝ち越しの左越え二塁打を放った。  今季は好不調の波がない頼れる存在は「(周りが)生きるように、僕の持ち味を出したい。四球もだし、好機で打つのも理想」。四回には先頭で四球を選び、中田の先制2ランを引き出した。11日から4番に座る中田は、8月の打率が4割超え。丸が思い切っていける好循環を生んでいる。  丸は6番に下がった岡本和を思いやり、「今まで引っ張ってきてもらった。今度は僕らが」と誓う。チームは3カード連続勝ち越しとなったが、「いい流れだけど、まだ順位にも満足できない。一戦必勝を続けたい」と強い思いで浮上を期している。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕8回、勝ち越しの二塁打を放つ巨人の丸=14日、東京ドーム 〔写真説明〕4回、先制の2ランを放ち喜ぶ巨人の中田(右)=14日、東京ドーム
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 3番丸、中田と好循環=若手に負けない躍動―プロ野球・巨人