大相撲の夏巡業は14日、埼玉県春日部市で行われ、関東5カ所での全日程を終えた。この日、ひときわ会場を沸かせたのは、地元埼玉出身の関脇大栄翔。小結豊昇龍との取組などでファンを喜ばせた。 7月の名古屋場所は所属する追手風部屋で新型コロナウイルス感染者が判明したため、6勝6敗で迎えた13日目から休場となった。悔しい結末だっただけに、「切り替えて一日一日を大切に過ごしていこうという気持ち」。秋場所(9月11日初日、東京・両国国技館)への思いを強くしていた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕夏巡業で取組を披露する大栄翔(左)=14日、埼玉県春日部市