巨人の1カ月ぶり3連勝に貢献したのは、コロナ禍で最も影響を受けた救援陣だった。五回に直江が危険球で退場。緊急登板した高木は適時二塁打を許したが2イニングを踏ん張り、「切り替えて抑えられてよかった」。その後も無失点リレーでつなぎ、3番手の井納に移籍後初勝利、クロールに来日初セーブがついた。 大勢らが離脱し、勝ちパターンで残っている救援投手は高梨のみ。後ろの不安が大きい中でしのぎ切れたのは大きい。節目の通算1200勝に到達した原監督は「あすになれば同じ心境でユニホームを着る」と浮かれることはなかった。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕ヤクルトに勝ち、喜ぶ巨人ナイン=6日、神宮