鮮やかな連続バーディーで締めくくった。通算2アンダーで予選突破を確実にした畑岡は、キャディーと笑顔で肩を寄せ合った。「上がり二つでバーディーを取れてすごくよかった。(18番で伸ばせば)トップ10に入れるかなと思っていた」 初日に続き、時折強い風が吹くタフな条件。「バーディー合戦にはならない。1ホールずつパーを重ねる気持ちでやった」。ボギーをたたいても、すぐにバーディーで取り返した。17番(パー5)はラフから残り約70ヤードの第3打が見事だった。グリーン手前のマウンドを下ってグリーンに乗り、ピンまで約30センチにぴたり。18番(パー4)は約2メートルのバーディーパットを沈め、右拳を握った。 5年連続5度目の全英。難関のリンクスは経験を重ねるごとに好きになり、「頭を使うけど、攻めがいがある」と頼もしく語る。初日はイーブンパーだったが、2日目は4バーディー、2ボギーと伸ばし、米ツアー6勝の実力を発揮した。 悲願のメジャー初制覇は射程圏内。「もっと攻めのゴルフで頑張りたい」。強気の姿勢で上位へ駆け上がる。 (ガレーン時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕第2ラウンドを終え、笑顔を見せる畑岡奈紗(左)=5日、英ガレーン