ロシア機関の調査を注視=ワリエワのドーピング問題―WADA
時事通信社 2022年07月29日 00:45:12
【ロンドン時事】世界反ドーピング機関(WADA)のバンカ会長は28日、北京五輪でフィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ(ロシア・オリンピック委員会=ROC)に発覚したドーピング問題について、8月に期限が迫るロシア反ドーピング機関(RUSADA)の調査状況を注視していることを強調した。ロイター通信が伝えた。 バンカ会長はロシアがウクライナへ軍事侵攻している現状が、不正な調査にはつながらないと確信しているとし、「調査が遅過ぎたり、不可解な障害が見つかったりした場合は、いつでもスポーツ仲裁裁判所(CAS)へ申し立てることができる」と述べた。WADAの規定では、調査は原則、陽性判明から半年以内に完了することが求められている。 ワリエワは北京五輪の団体でROCの1位に貢献した後、昨年12月に採取された検体から禁止薬物が検出されたことが判明。個人は4位だった。成績は暫定的な扱いとなっている。(了)【時事通信社】
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