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昨夏の東京五輪で注目を集めたスケートボードは、今後2年間の成績で出場権を争う予選対象期間がスタート。6~7月にローマで行われた最初の国際大会では、ストリート女子で日本勢が表彰台を独占した。お家芸の柔道も国内選考が始まり、来年には各階級2人程度に絞られる見込みだ。
馬術は8月、体操は10~11月の世界選手権で団体出場枠を目指す。射撃や新体操は秋の世界選手権の結果で早くも代表が決まる可能性がある。レスリングは五輪切符が懸かる来年の世界選手権へ向け、12月の全日本選手権から代表争いが開始。パリで初採用のブレイクダンスは、来年9月の世界選手権や2024年前半の五輪予選シリーズで男女各16人が決まる。
バスケットボール女子は、9月にオーストラリアで開幕するワールドカップ(W杯)優勝チームに五輪出場権がまず与えられ、東京五輪銀メダルの日本は初制覇に挑む。来年のW杯に照準を合わせる男子は開催国枠以外での五輪出場が1976年モントリオール大会を最後に途絶えており、厳しい戦いが予想される。自力での予選突破が必要なのはバレーボールやハンドボールなども同じ。サッカーは男子のアジア枠が東京五輪から0.5増えて3.5に。アジア2枠の女子とともに予選が24年になる見通しだ。
中国・杭州で9月に予定されていたアジア大会が来年に延期され、同大会を五輪予選に組み込むホッケーなどは日程変更の可能性がある。また、多くの競技ではウクライナに侵攻したロシアが国際大会に復帰できる見通しが立たず、各国の出場権争いに影響することも考えられる。 (了)
【時事通信社】
〔写真説明〕スケートボード・ストリートの2024年パリ五輪予選大会で、(左から)女子2位の西矢椛、優勝した中山楓奈、3位の織田夢海=3日、ローマ(AFP時事)