霧馬山が若元春との熱戦を制した。取り直しの一番。突き押しでは攻め切れずに左四つで組んだが、巻き替えてすくい投げや出し投げで崩した。土俵際のうっちゃりにも耐えて寄り倒し、「負けても前に攻めようという強い気持ちだった。うれしい」と声を弾ませた。
 場所前の出稽古で手合わせした相手から、幕内では3度目の対戦で初白星。勝ち越しが懸かる千秋楽に向け、「一生懸命頑張る」と気合を入れた。 (了)
【時事通信社】
〔写真説明〕若元春(右)を攻める霧馬山=23日、愛知・ドルフィンズアリーナ
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 霧馬山、攻め手緩めず=大相撲名古屋場所