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大山は6月には10本塁打をマークしたが、新型コロナウイルス陽性者の濃厚接触者となって離脱したこともあり、7月はこの日の試合前まで1本塁打。佐藤輝には今月はアーチが出ていなかった。
その2人が一発を放って、中軸の役割を果たした。まずは1点を追う四回に大山が逆転の20号2ラン。カウントが3ボールとなり、「狙い球を絞って打ちにいった」。甘く来たチェンジアップを捉えて豪快に振り抜くと、打球は高々と舞い上がり左翼席へ。3年連続で20本塁打に到達しても、「もっともっと打てるように頑張る」と満足はしていない。
佐藤輝も六回にライナーでバックスクリーン左へ運ぶ15号2ランで続いた。最近はこれまでより重心を下げた構えにしているそうで、「いい感じだと思う」。手応えをつかみつつある。
チームは序盤で大きくつまずき、借金は最大16にまで膨らんだが、2まで減らした。前半戦での借金完済は、2人の働きにかかっている。 (了)
【時事通信社】
〔写真説明〕4回、逆転2ランを放つ阪神の大山=22日、甲子園
〔写真説明〕6回、2点本塁打を放つ阪神の佐藤輝=22日、甲子園